
| 英文名 | Cellular Immunology | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 医科学専攻(修士課程) 生体機能医科学群 2単位 講義 | |
| 履修期 | 前期(9月迄) | |
| 科目責任者 | 末永 忠広 | |
| 担当者 | 末永 忠広, 竹内 恵美子, 佐藤 雅, 今西 貴之 | |
| 講義室 | ||
T細胞・B細胞の抗原認識と活性化機構、自己寛容誘導・維持機構、免疫細胞の老化、顆粒球や自然リンパ球の分化と機能、自然免疫系の生体防御メカニズムについての知識に基づいて、免疫疾患や生活習慣病との関わりにおける病態解析、感染症における宿主と病原体の相互作用などについての研究の概略をワンブロック3コマの集中講義形式で学ぶ。
自己抗原の提示とT細胞・B細胞による認識機構に基づく自己免疫疾患や腫瘍免疫の関連について#1〜3の講義で、免疫寛容誘導とその維持機構と破綻、さらに自然免疫細胞が関連する自己免疫疾患については#4〜6で、遺伝子再構成による受容体を持たない自然リンパ球(ILCやNK)、インバリアントなT細胞受容体を発現するNKT・MAIT・γδTなどの各自然Tリンパ球の分化と機能、特にNKT細胞と生活習慣病や腸内細菌との関連などについて#7〜9で、免疫の本質である病原体への応答と病原体の免疫逃避機構について#10〜12で、TLRをはじめとした自然免疫系のパターン・ダメージ認識受容体による病原体や自己抗原認識と免疫細胞老化に伴う自己免疫疾患について#13〜15で取り上げる。
担当教員の資料に基づいた講義、原著論文の紹介と精読を対話・討議形式で行う。受講者は、情報提供側として、研究手法・結果とその解釈についてプレゼンテーションすることによってアウトプットの訓練を行うこともある。その際、プレゼンテーション自体の内容と学術的内容双方に対して評価しフィードバックを行う。
| ◎ | DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握 |
| ◎ | DP2 必要な研究手法 |
| 〇 | DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学) 医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学) |
| 〇 | DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力 |
| 〇 | DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成 |
| 回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | T細胞・B細胞の免疫応答の基礎と自己抗原応答(1) | 自己抗原の提示とT・B細胞による認識機構【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
6/3③ | 調整中_A1 |
| 2 | T細胞・B細胞の免疫応答の基礎と自己抗原応答(2) | 自己抗体産生機構と抗腫瘍免疫【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
6/3④ | 調整中_A1 |
| 3 | T細胞・B細胞の免疫応答の基礎と自己抗原応答(3) | ミスフォルドタンパク質と自己免疫疾患【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
6/3⑤ | 調整中_A1 |
| 4 | 自己寛容誘導とその維持機構(1) | 中枢性・末梢性寛容誘導機構【スライド:英語・日本語】 | 竹内 恵美子 |
6/10③ | 調整中_A1 |
| 5 | 自己寛容誘導とその維持機構(2) | 調節性T細胞【スライド:英語・日本語】 | 竹内 恵美子 |
6/10④ | 調整中_A1 |
| 6 | 自己寛容誘導とその維持機構(3) | 好中球と自己免疫疾患【スライド:英語・日本語】 | 竹内 恵美子 |
6/10⑤ | 調整中_A1 |
| 7 | 自然リンパ球の分化と機能の生理・病理(1) | 自然リンパ球の分化と機能【スライド:英語】 | 佐藤 雅 |
6/17③ | 調整中_A1 |
| 8 | 自然リンパ球の分化と機能の生理・病理(2) | 自然リンパ球と生活習慣病【スライド:英語】 | 佐藤 雅 |
6/17④ | 調整中_A1 |
| 9 | 自然リンパ球の分化と機能の生理・病理(3) | 自然リンパ球と腸内細菌叢【スライド:英語】 | 佐藤 雅 |
6/17⑤ | 調整中_A1 |
| 10 | 自然免疫の機能と分子機構(1) | 自然免疫と病原体センサー【スライド:英語】 | 今西 貴之 |
6/24③ | 調整中_A1 |
| 11 | 自然免疫の機能と分子機構(2) | 自然免疫の分子メカニズム【スライド:英語】 | 今西 貴之 |
6/24④ | 調整中_A1 |
| 12 | 自然免疫の機能と分子機構(3) | 自然免疫と疾患【スライド:英語】 | 今西 貴之 |
6/24⑤ | 調整中_A1 |
| 13 | 免疫と病原体の攻防(1) | ペア型レセプターによる病原体認識【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
7/1③ | 調整中_A1 |
| 14 | 免疫と病原体の攻防(2) | 病原体による免疫逃避機構【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
7/1④ | 調整中_A1 |
| 15 | 免疫と病原体の攻防(3) | 免疫分子と病原体分子相互作用の医療への応用【スライド:英語】 | 末永 忠広 |
7/1⑤ | 調整中_A1 |
自然免疫と獲得免疫、パターン認識受容体の意義、免疫細胞の分化と機能、抗原提示と免疫細胞による抗原認識、細胞内シグナル伝達、サイトカインによる細胞間相互作用、T細胞の機能発現調節機構、免疫寛容の誘導と維持機構・免疫老化といった免疫生物学の知識を習得した上で、感染免疫、アレルギー・自己免疫疾患・免疫不全症・腫瘍免疫など免疫と各病態の関連性を理解できる。その上で、各研究の問題点を提言できる。
講義における問題提起に対する参加と応答内容(70%)、プレゼンテーションの完成度(30%)を総合的に評価する。
免疫学を履修していない学生は入門的な参考書(「休み時間の免疫学 改訂第3版」(講談社)・「基礎免疫学 第6 版」(エルゼビア)など)を一読してから参加することを勧める(10時間〜)。また、論文の事前配布がなされた場合、論文読解と背景知識理解に3時間、引用文献に当たるのに1時間が必要である。また発表担当の回は、発表資料作成のため2時間が必要で、15回の講義で合計60時間以上の時間外学習が必要となる。
論文を用いる際は、講義の際もしくは電子メール等を通して配布する予定である。
| 種別 | 書名 | 発行所 |
|---|---|---|
| 教科書 | 教員作成の講義資料もしくは論文等を用いる。 | |
| 参考書 | JANEWAY'S IMMUNOBIOLOGY 10th ed. (邦訳 JANEWAY'S 免疫生物学 第9版) | 南江堂 |
| 参考書 | 標準免疫学 第4版 | 医学書院 |
| 参考書 | Cellular and Molecular Immunology 10th ed.(邦訳 分子細胞免疫学 第10版) | エルゼビア |