英文名 | Introduction to Japanese LanguageⅡ | |
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科目概要 | 医科学専攻・医学専攻(共通教育科目) 共通教育科目 1単位 演習(共通・自由科目) | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 高田 史男 | |
担当者 | 小寺 淳子 | |
講義室 |
留学生を対象に、日常生活や学内でのコミュニケーションがスムーズに行えるよう日本語の基礎から学習する。
「言葉は文化」であることを踏まえ、日本語の表現や文法のバックグラウンドには日本の習慣や文化が色濃く影響していることを折に触れ意識させる。
「日本語入門」では初級で学習する項目を中心に学習するが、後期に行う初級から中級への橋渡し、JLPTN2対策を念頭に置いた基礎固めと理解してほしい。
初級日本語から「読む、聞く、話す、書く」の四技能を伸ばす。漢字に関しては、書くことより読むことを重視する。
教育効果向上のため、現地参加を基本とするが、遠隔地からの参加者についてはオンラインライブでの参加も可能とする。(対面ハイブリッド)
学習者が積極的に発話する機会を作り、日本語に対する苦手意識をなるべく取り除くようにする。
学習内容に沿った課題については、授業中に模範解答の提示やフィードバックを行う。
宿題に関しては添削を行い、間違いの多い課題に対しては次の時間にフィードバック、解説をする。
〇 | DP1 専門領域に関する全般的な知識と研究動向の把握 |
〇 | DP2 必要な研究手法の習得 |
◎ | DP3 医学・医科学研究や医療技術の専門家・リーダーとしての高い倫理観とコミュニケーション能力 |
〇 | DP4 チームの中で研究や臨床を進める能力 |
〇 | DP5 適正な研究手法により得られたデータに基づいて研究論文を論理的に作成する能力 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 普通形① | 普通形が作れるようになる。文の丁寧体、普通体の違い。親しい人と普通体で会話ができる。 | 小寺 淳子 | 6/12他 |
2 | 普通形② | 簡単な意見、感想、予想が言えるようになる。人の発言を他の人に伝えることができる。 | 小寺 淳子 | 6/17他 |
3 | 名詞修飾 | 人や物のより詳しい描写、説明ができる。 | 小寺 淳子 | 6/19他 |
4 | 許可・禁止 | あることをしてもいいかどうか、許可を得る。してはいけないこと(禁止事項)が理解できる。 | 小寺 淳子 | 6/24他 |
5 | 可能動詞 | 動詞の可能形を使って能力、状況、特性・体質、ものの状態、許可・規則が言える。 | 小寺 淳子 | 6/26他 |
6 | 自動詞・他動詞 | 目に入る事物の状態が「~ています」「~てあります」を用いて描写できる。 | 小寺 淳子 | 7/1他 |
7 | 意向形 | 動詞の意向形を覚える。自分の意志、計画や予定を意向形を用いて言う。 | 小寺 淳子 | 7/3他 |
8 | 条件文① | あることを仮定して、その条件の下での判断、決定などが言える。 | 小寺 淳子 | 7/8他 |
9 | 様 態 | 「~そうです」を用いて、変化を起こす兆候や、外観の様子からその状態や性質を推察して述べる。 | 小寺 淳子 | 7/10他 |
10 | 推 量 | 「~そうです」を用いて第三者から得た情報をそのまま伝える。「~ようです」を用いてその場の状況に基づく判断を述べることができる。 | 小寺 淳子 | 7/15他 |
11 | 行為の授受 | ものの授受について話す。恩恵を与えたり、受けたりしたことを表現できる。 | 小寺 淳子 | 7/17他 |
12 | 理由・変化 | 「~ので、~て、~ために」を使って理由を述べることができる。「~になる・~ようになる」を使って変化を述べることができる。 | 小寺 淳子 | 7/22他 |
13 | 条件文② | ある事柄を実現させるために必要な仮定条件を「~ば、~なら」を用いて述べることができる。 | 小寺 淳子 | 7/24他 |
14 | 受 身 | 人から受けた行為、迷惑に感じた体験を受身の表現を使って述べる。物事の状況や事実を受身表現を使って客観的に説明できる。 | 小寺 淳子 | 7/29他 |
15 | 使 役 | 行為の強制や容認、許可を使役文を用いて表す。許可を求める場合に使役動詞を用いて丁寧に述べることができる。 | 小寺 淳子 | 7/31他 |
日本語で自分の意見を話したり、人の意見を聞いたりできるようになる。また、一般的に日本の大学進学や就職に必要とされているJLPTN2に合格することを目標としたい。
講義中の課題と宿題で評価する。講義中の課題40%、宿題60%
初級日本語で予習は困難だが、復習は宿題(プリント)などで随時学習項目の定着を図る。
語彙や漢字については、講義時間内で多くの時間をかけて取り扱うことはせず、学習者の自宅学習に期待する。
【授業外学習時間:15時間】
<学生へのメッセージ>
日本留学のチャンスを活かし、日本語を正しく覚え日本語でコミュニケーションが取れるようになりましょう。
<実務経験の授業への活用方法>
日本語教師を20年以上しています。大学や大学院に進学する留学生を数多く指導してきた経験を活かし、現場で必要とされる日本語をお届けします。
※開講時間は、18時30分 - 20時00分となります。
※オンラインライブの受講方法は、別途連絡します。
種別 | 書名 |
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教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 特に指定しない。 |