授業の目的

臨床心理学的観点から、医療における心理的援助に向けた基本的な研究手法（事例検討を含む）を理解・習得し、研究を遂行し、発表を行うことができることを目指す。

教育内容

研究立案方法、質問紙の作成法など、医療における心理学的研究法、統計解析方法および質的分析方法などについて、文献や事例を通して説明する。

教育方法

医療心理学及び臨床心理学に関する文献や事例について、それぞれの研究テーマを中心に発表（プレゼンテーション）し、討議（ディスカッション）などを行う。
また、必要に応じて、研究計画に合ったデータ分析方法についてグループディスカッションを行う。
なお、これらに対し、理解を深めるために、適宜、コメント（フィードバック）を行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

授業内容

到達目標

医療心理学の観点から研究計画をたて、データ解析ができる。
研究発表や講義に関して議論に加わり、自分の研究内容についても報告できる。

評価方法

演習への出席回数および4回以上の発表回数や発表内容（50％）などをもって評価する。なお、欠席は減点対象とする。
また、日常の研究・学習態度（30％）、および研究成果（20％）も考慮する。

準備学習等(予習・復習)

心理学の基本的な概念について事前に理解しておくこと、心理統計解析学についても十分に勉強しておくこと。さらに質的分析についても事前に勉強しておくこと。また、自分の関心のあるテーマに関する文献検索をしっかり行うこと。授業時間外に必要な学習時間は約60時間である。

教材