英文名 | Practical Neurophysiology | |
---|---|---|
科目概要 | 医学専攻(博士課程) 生体機能医科学群 6単位 演習(博士) | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 山田 玲 | |
担当者 | 山田 玲, 入江 智彦, 笠井 昌俊 | |
講義室 |
パッチクランプ実験の原理と基本手技について学ぶ。
パッチクランプ法の基本原理について概説を行ったのち、脳切片標本を用いた神経細胞からのイオン電流記録などを行う。
パッチクランプ法の基本原理についてはパワーポイントを使った講義形式で行う。その後「脳切片標本の作成」「電極や実験溶液の作成」「パッチクランプ実験の実施」などの一連の過程を、教員の指導のもとに実際に経験する。実験手技に習熟したのち、こちらから提示する課題に応じた記録と解析を行い、得られた結果をレポートあるいは口頭発表という形でまとめる。記録と解析の過程においては、得られた個々のデータに対する議論を頻回に行うことで、データをもとに自ら考察し、実験にフィードバックするトレーニングを行う。最終的なまとめに対して詳細なコメントを付すことで、課題に対する到達度を本人が把握できるようにフィードバックする。
〇 | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
◎ | DP2 先端の研究手法 |
項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|
パッチクランプ実験の理論的背景 | パッチクランプ実験の基本原理や脳切片標本作成手技などの解説を行う。 | 山田 玲 |
パッチクランプ実験の実践 | 脳切片標本やガラス電極の作成、顕微鏡下でのパッチクランプ実験などを実践し、データの解析を行う。 | 山田 玲 入江 智彦 笠井 昌俊 |
*パッチクランプ実験の基本原理と注意点について理解するとともに、その活用法について考察できるようになる。
*パッチクランプ実験に必要な基本手技について、注意点に配慮しながら実践できるようになる。
*必要な解析手法について理解し、適切に選択できるようになる。
実験に取り組む姿勢(20%)、議論における積極性や理解度(30%)、レポートや口頭発表の内容(40%)、実験手技の習熟度(10%)などにより総合的に判断する。
事前に配布する資料に目を通しておくこと。参考書などを活用して必ず復習すること。授業外学習時間:30時間
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 必要に応じて関連する論文や資料を提示する。 | ||
参考書 | 最新パッチクランプ実験技術法 | 岡田泰伸(編) | 吉岡書店 |