Web Syllabus(講義概要)
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細胞免疫学 演習
英文名Practical Cellular Immunology
科目概要医学専攻(博士課程) 生体機能医科学群 6単位 演習(博士)
履修期通年
科目責任者末永 忠広
担当者末永 忠広, 竹内 恵美子, 佐藤 雅, 今西 貴之
講義室

授業の目的

下記のいずれかもしくは複数を習得する。
1) フローサイトメトリーの基礎技術、解析法
2) 遺伝子クローニング技術
3) 遺伝子発現解析技術

教育内容

1) 細胞の抗体による染色、フローサイトメーターによる取り込み・ソーティング、解析ソフトウエアによるデータ解析を行う。
2) 免疫細胞、病原体に発現する分子をコードする遺伝子を増幅し、発現プラスミドに組込み、その成否を確認する。
3) 免疫細胞、病原体に発現する分子をコードするmRNA発現量をリアルタイム PCRを用いて解析する。

教育方法

実機を用いて解析を行う。解析結果を図表・グラフとして表し、その結果と解釈をディスカッションすることによって、科学的・論理的思考が可能となるようフィードバックする。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握
DP2 先端の研究手法
DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学)
   医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学)
   研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学)
DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版

授業内容

項目内容担当者
1) フローサイトメトリーの基礎技術、解析法細胞をマウス臓器あるいは培養容器より回収し、細胞の抗体による染色、フローサイトメーターによる取り込み・ソーティングを行う。解析ソフトウエアによるデータ解析を行い、その妥当性を評価する。末永 忠広
竹内 恵美子
佐藤 雅
今西 貴之
2) 遺伝子クローニング技術
免疫細胞、病原体よりRNAもしくはゲノムDNAを抽出する。逆転写反応でcDNAを得て、目的分子をコードする遺伝子をPCRにて増幅し、発現ベクターに組み込む。クローニングした遺伝子のDNA塩基配列をサンガーシークエンシングにより確認する。さらに、クローニングしたプラスミドを細胞に導入し、タンパク質発現をフローサイトメトリー、ウェスタンブロット等で解析する。末永 忠広
3) 遺伝子発現解析技術免疫細胞、病原体に発現する分子をコードするmRNAを抽出し、その発現量をリアルタイム PCRを用いて解析する。竹内 恵美子
佐藤 雅
今西 貴之
No. 1
項目
1) フローサイトメトリーの基礎技術、解析法
内容
細胞をマウス臓器あるいは培養容器より回収し、細胞の抗体による染色、フローサイトメーターによる取り込み・ソーティングを行う。解析ソフトウエアによるデータ解析を行い、その妥当性を評価する。
担当者
末永 忠広
竹内 恵美子
佐藤 雅
今西 貴之
No. 2
項目
2) 遺伝子クローニング技術
内容
免疫細胞、病原体よりRNAもしくはゲノムDNAを抽出する。逆転写反応でcDNAを得て、目的分子をコードする遺伝子をPCRにて増幅し、発現ベクターに組み込む。クローニングした遺伝子のDNA塩基配列をサンガーシークエンシングにより確認する。さらに、クローニングしたプラスミドを細胞に導入し、タンパク質発現をフローサイトメトリー、ウェスタンブロット等で解析する。
担当者
末永 忠広
No. 3
項目
3) 遺伝子発現解析技術
内容
免疫細胞、病原体に発現する分子をコードするmRNAを抽出し、その発現量をリアルタイム PCRを用いて解析する。
担当者
竹内 恵美子
佐藤 雅
今西 貴之

到達目標

各機材の立ち上げ、動作、シャットダウン等の操作やデータの解析が正しく出来る。生データの加工を適切に行える。得たデータを適切に解釈できる。

評価方法

演習における解析結果の図表・グラフの作成(50%)、演習への積極的な参加(30%)、演習結果の解釈を口述もしくはレポートで確認し(20%)、評価する。無断欠席は減点となる。

準備学習等(予習・復習)

フローサイトメーター 、セルソーター 、フローサイトメトリー解析ソフト 、RNA抽出 、cDNAへの逆転写、ベクターへのSLiCE法・DNAライゲースによる組込み法、シークエンス反応、シークエンサー、ウェスタンブロット法、リアルタイム PCR機のマニュアルや簡略化したプロトコールを必要に応じて確認する。これらの事前読解と理解のために、授業外学習時間として、ひとつにつき1時間程度、合計30時間程度が見込まれる。

その他注意等

本学での組換えDNA実験の講習を受講後実施可能である演習も含まれている。

教材

種別書名
教科書特に指定しない。
参考書特に指定しない。
教科書
署名
特に指定しない。
著者・編者
発行所
参考書
署名
特に指定しない。
著者・編者
発行所