英文名 | Project Study Physical Therapy for Sports and Musculoskeletal System | |
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科目概要 | 医科学専攻(修士課程) 感覚・運動統御医科学群 10単位 特別研究 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 高平 尚伸 | |
担当者 | 高平 尚伸, 渡邊 裕之, 河端 将司 | |
講義室 |
スポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患の疫学、受傷機転、病態、リハビリテーション(予防)までを現在まで明らかとなっているエビデンスを基礎に理解する。
経験則に基づいたリハビリテーションではなく、エビデンスをもとに評価や治療体系を組み立てることのできる医療人を目指す。
スポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患を対象とした研究的疑問(Research Question)から研究手順を構築する能力を身につける。
卒業後にはスポーツ•運動器理学療法学領域でリーダーとして活躍できる能力を目指す。
進学はスポーツ医学の博士課程へ選択が可能である。
進学後には、スポーツ医学領域の科学的エビデンスを構築するための技術や知識を獲得して、研究者としてさらなる飛躍を目指す。
演習(ゼミ)に参加し、スポーツ外傷・障害と運動器リハビリテーションに関する最新の知見を学ぶ。
代表的なスポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患について、医用画像(CT、MRI、超音波等)を交えて解説し、
超音波画像診断装置については各疾患の観察方法について部位別に教示する。
さらに、スポーツ外傷・障害や運動器疾患に対するリハビリテーションにおいて適用される最新の治療体系や予防法について解説する。
年に2回以上の関連する学会や研究会に出席する。 日本語による学術論文報告まで行える知識と技術を学ぶ。
さらに、進んでいる学生においては、英語による学術論文報告への知識と技術を学ぶ。
講義形式あるいはグループワークによる討議(ディスカッション、ディベート)ならびに発表形式を取り入れて実施する。
学生間での討議(ディスカッション、ディベート)では情報の整理と発表技術の向上を図る。
講義については基本的に対面式として、場合によりオンライン(ライブ配信)もしくはオンデマンドによる配信の何れかで実施する。
討議の場合は対面式かオンライン(ライブ配信)とする。
発表はPowerPoint等を使用したプレゼンテーションあるいはポスターとする。
課題に対しては、ディスカッションやグループワークで、講義内で質疑応答や総評を行い、フィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握 |
◎ | DP2 必要な研究手法 |
◎ | DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学) 医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学) |
◎ | DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力 |
◎ | DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成 |
1.スポーツ外傷・障害に対する新しい治療体系の開発
2.スポーツ外傷・障害の予防法に関する研究
3.超音波画像診断装置を用いた運動器の形態、機能学的な研究
項目 | 担当者 |
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キーワード:スポーツ外傷・障害と運動器疾患の研究方法、スポーツ外傷・障害総論、運動器疾患トピックス、 運動器疾患術後の管理、 脳振盪、熱中症、発育発達とスポーツ障害、 スポーツ選手を対象とした検診とメディカルチェック、 コンディショニング、超音波画像診断装置による運動器の観察(上肢、体幹、下肢) | 高平 尚伸 渡邊 裕之 河端 将司 |
スポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患の病態を理解し、説明することができる。
スポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患のリハビリテーション(予防と治療)の方法を理解し、説明することができる。
討論の場において積極的に参加することができる。
スポーツ外傷・障害と運動器リハビリテーションに関して、ゼミ回数の年間15回と、1年目では中間発表と国内での学会発表、
2年目では中間発表と国内あるいは国際学会での発表と最終発表で評価する。
評価は発表ポスター、発表スライド、学術論文(70% )や欠席(減点)などで評価し、授業への積極的な参加 (30% )との総合評価とする。
社会人選抜では要相談とする。
発表ポスター、発表スライド、学術論文は、添削とともに不足している領域や知識を明確にして返却する。
スポーツ外傷・障害ならびに運動器疾患の概念を理解し、不明な運動器関連の解剖学的あるいは学術的用語を事前に学習しておくこと。
専門外の領域においても事前に調べ、ゼミ内で質問ができるようにしておくこと。
スポーツ•運動器理学療法学を中心とする英語論文をキーワードからweb検索して当該論文を読み込み準備しておくこ と。
【授業以外に必要な学習時間:150時間】
オンラインで実施する場合は、履修者に受講方法等を別途通知する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に定めない。講義内容をハンドアウト した資料を配布する。 | ||
参考書 | PT・OTの整形外科学 | 池田浩、高平尚伸(編) | 文光堂 |
参考書 | スポーツ医療従事者のための本格フロ ッシング 応急処置、治療、コンディショ ニングのための新メソッド | Sven Kruse、高平尚伸 (日本語版監修) | ガイアブックス |
参考書 | 体操療法オールブック 第2版 主要疾患・全 身網羅!ひとめでわかる効果的な筋の使 い方 | 高平尚伸(編) | メジカルビュー |
参考書 | 年代別四肢骨折治療のアプローチ | 高平尚伸、和田卓郎(編) | 南江堂 |
参考書 | Save the Athlete 股関節スポーツ損 傷 | 高平尚伸(編) | メジカルビュー |