Web Syllabus(講義概要)
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脳機能科学 特別研究
英文名Project Study Brain Science
科目概要医科学専攻(修士課程) 生体機能医科学群 10単位 特別研究
履修期通年
科目責任者石橋 仁
担当者石橋 仁, 緒形 雅則, 江藤 圭, 濱田 幸恵
講義室

授業の目的

脳機能を理解するためには、神経細胞やシナプスの機能から行動様式まで理解することが必要である。本特別研究では、生理学的研究手法、免疫組織化学的研究手法、行動科学的研究手法などを基盤として、脳機能を解析する技術の習得とそれを通して得られるデータの解析方法について理解を深める。また、神経疾患の解明と新たな治療法の開発につながる研究を展開できる能力を養うことも目的とする。

教育内容

各自の研究テーマに従って、主体的に研究を遂行し、データの解析技術およびプレゼンテーション能力を養う。

教育方法

実験準備、実験、データ解析、発表原稿の作成、発表、ディスカッションを行って研究遂行能力を身につける。それらの研究指導を通してフィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握
DP2 必要な研究手法
DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
   医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学)
DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力
DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成

研究内容

1.発達および障害によるシナプス機能の変化に関する研究
2.感覚変化の脳内機構に関する研究
3.モノアミン神経系の感覚および運動制御機構における役割の解明に関する研究
4. 記憶と学習の脳内機構の解明に関する研究

授業内容

項目内容担当者
各自の研究テーマに応じて、以下のいずれかの項目の内容を学習する。
発達および障害によるシナプス機能の変化発達および障害によって生じるシナプス機能の変化を生理学的手法を用いて研究する。石橋 仁
江藤 圭
濱田 幸恵
感覚変化の脳内機構神経傷害や炎症によって生じる感覚変化についてその脳内機構を解析する。江藤 圭
緒形 雅則
石橋 仁
モノアミン神経系の感覚および運動制御機構における役割の解明幼若期にドーパミン神経を傷害した実験動物を用いて、感覚および運動制御機構を研究する。緒形 雅則
石橋 仁
記憶と学習の脳内機構の解明実験動物の海馬を中心に、記憶と学習の脳内機構を研究する。濱田 幸恵
石橋 仁
No. 1
項目
各自の研究テーマに応じて、以下のいずれかの項目の内容を学習する。
内容
担当者
No. 2
項目
発達および障害によるシナプス機能の変化
内容
発達および障害によって生じるシナプス機能の変化を生理学的手法を用いて研究する。
担当者
石橋 仁
江藤 圭
濱田 幸恵
No. 3
項目
感覚変化の脳内機構
内容
神経傷害や炎症によって生じる感覚変化についてその脳内機構を解析する。
担当者
江藤 圭
緒形 雅則
石橋 仁
No. 4
項目
モノアミン神経系の感覚および運動制御機構における役割の解明
内容
幼若期にドーパミン神経を傷害した実験動物を用いて、感覚および運動制御機構を研究する。
担当者
緒形 雅則
石橋 仁
No. 5
項目
記憶と学習の脳内機構の解明
内容
実験動物の海馬を中心に、記憶と学習の脳内機構を研究する。
担当者
濱田 幸恵
石橋 仁

到達目標

神経系に関する研究計画を策定し、基本的実験手技およびデータの解析方法を修得して研究計画を実際に遂行できる。

評価方法

先行研究の理解(10%)、研究への積極的な取り組み(30%)、実験手技の修得(20%)、実験結果から結論を導く能力(20%)、プレゼンテーション能力(20%)で評価する。

準備学習等(予習・復習)

各自の研究テーマに関する原著論文を読み、研究の背景・内容を理解する。この準備学習にかかる授業外学習時間は 150時間(2年間合計)である。

教材

種別書名
教科書特に指定なし。
参考書特に指定なし。
教科書
署名
特に指定なし。
著者・編者
発行所
参考書
署名
特に指定なし。
著者・編者
発行所