英文名 | Project Study Cellular and Molecular Physiology | |
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科目概要 | 医科学専攻(修士課程) 生体機能医科学群 10単位 特別研究 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 高橋 倫子 | |
担当者 | 高橋 倫子, 畠山 裕康, 安岡 有紀子, 福田 英一, 未定 | |
講義室 |
分泌現象とその調節機序、さらには病態下の変容について細胞構造と分子動態の両面から理解する。
1.膵内分泌細胞の分泌調節機構
2.内分泌細胞に存在するシナプス小胞様顆粒の動態解析
実験計画立案方法・実験手技・結果のまとめ方・考察の仕方などを指導し、適宜講評する。
当該分野の研究内容と動向を理解し、研究を推進し、結果を修士論文にまとめ、学会発表の能力を身につける。原則、対面の個別指導を実施する。細胞分子生理基礎実験シリーズ(遺伝子組換え、PCR、細胞培養、遺伝子導入法、蛍光顕微鏡法、画像解析)などを予定する。実験で得られたデータや解析結果の発表に対し、適時コメントし、必要に応じて改善策などの提案を行うことによりフィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握 |
◎ | DP2 必要な研究手法 |
◎ | DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学) 医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学) |
◎ | DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力 |
◎ | DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成 |
1.内分泌組織(膵ランゲルハンス島)の分泌機能調節機構
2.上皮系細胞(腎)のイオン輸送調節機構
項目 | 内容 | 担当者 |
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細胞培養 | 生理反応を安定した条件で検討するために、細胞組織標本の調整や細胞培養の技術を習得する。 | 高橋 倫子 畠山 裕康 |
遺伝子組換え | 生体機能分子の動態を観察するために、遺伝子工学的な手法を用いた標識手法の原理を学び実践する。 | 高橋 倫子 安岡 有紀子 福田 英一 |
遺伝子導入と観察 | 細胞における分子動態を観察するために、遺伝子導入を行い蛍光顕微鏡で観察する。 | 高橋 倫子 畠山 裕康 |
画像解析 | 取得した画像を解析し、統計処理し、関連論文知見と照合させて報告発表資料とする。 | 高橋 倫子 畠山 裕康 |
分泌の調節にかかわる生理過程と機序について説明できる。
研究活動への積極的な参画(20%)、研究内容(30%)、実験の習熟度(20%)、内容の理解度(20%)、論文審査会における発表の明瞭さ(10%)などをもとに総合的に評価する。
生理学、細胞生理学の成書をはじめ、研究に関する論文を読む。論文検索も行う。[授業外学習時間:150時間]
種別 | 書名 |
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教科書 | 研究内容に即した参考論文を適宜紹介する。 |
参考書 | 参考論文を適宜紹介する。 |