Web Syllabus(講義概要)
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法医学 特別研究
英文名Project Study Legal Medicine
科目概要医科学専攻(修士課程) 環境医科学群 10単位 特別研究
履修期通年
科目責任者佐藤 文子
担当者佐藤 文子, 入江 渉, 佐々木 千寿子, 落合 恵理子
講義室

授業の目的

法医解剖研修を通じて、法医学の社会的役割を理解する。

教育内容

異状死体の解剖研修を通して、法医解剖の手順、診断方法、死体現象の見方の実際を学ぶ。個人識別、薬物スクリーニング検査の実際、DNA鑑定方法について理解をする。それらの中で生じた疑問を解決すべく、研究計画を立案、遂行する。

教育方法

法医解剖への参加、薬毒物検査・DNA鑑定の実地研修、抄読会・症例検討会などを行う。また、学会への参加に向け、研究の計画・実施、スライド・論文作成等、必要な事項について適宜ディスカッションを行う。その都度、質疑応答を通しフィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握
DP2 必要な研究手法
DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
   医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学)
DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力
DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成

研究内容

1.内因性急死の死因究明の解析と実態
2.死因となったさまざまな病態の遺伝学的検索
3.各種薬毒物の分析法の確立・標準化
4.突然死の死因究明システムの確立

授業内容

項目内容担当者
1法医学全般について法医学における検案・解剖を通し、法医学とは何か、死因の診断方法を理解するとともに、現代社会が抱える様々な問題についても考察を深める。佐藤 文子
入江 渉
2DNA鑑定、遺伝子多型についてDNA鑑定の基礎知識、手法などを学び、遺伝子多型と各種疾患などについても理解を深める。落合 恵理子
3薬毒物中毒について薬毒物中毒症例における検体の取り扱い、分析法などを学ぶとともに、異状死体の死因究明における薬毒物分析の重要性を理解する。佐々木 千寿子
No. 1
項目
法医学全般について
内容
法医学における検案・解剖を通し、法医学とは何か、死因の診断方法を理解するとともに、現代社会が抱える様々な問題についても考察を深める。
担当者
佐藤 文子
入江 渉
No. 2
項目
DNA鑑定、遺伝子多型について
内容
DNA鑑定の基礎知識、手法などを学び、遺伝子多型と各種疾患などについても理解を深める。
担当者
落合 恵理子
No. 3
項目
薬毒物中毒について
内容
薬毒物中毒症例における検体の取り扱い、分析法などを学ぶとともに、異状死体の死因究明における薬毒物分析の重要性を理解する。
担当者
佐々木 千寿子

到達目標

法医解剖の社会的役割について理解し、法医病理診断法、薬物スクリーニング、薬物検査、DNA鑑定について説明できる。スクリーニング検査を実際に行うことができる。自ら研究計画を立案・遂行し、結果について考察することができる。

評価方法

口頭試問・ディスカッション(60%)、学会発表(20%)、論文作成(20%)により評価を行う。

準備学習等(予習・復習)

法医学の教科書に目を通しておく。授業外学習時間:150時間(2年間計)

その他注意等

特になし。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない(必要に応じプリントを配布する)。
参考書新訂 死体の視かた渡辺博司、齋藤一之東京法令出版
参考書標準法医学池田典昭、鈴木廣一医学書院
参考書『法医学』第3版福島弘文南山堂
教科書
署名
指定しない(必要に応じプリントを配布する)。
著者・編者
発行所
参考書
署名
新訂 死体の視かた
著者・編者
渡辺博司、齋藤一之
発行所
東京法令出版
参考書
署名
標準法医学
著者・編者
池田典昭、鈴木廣一
発行所
医学書院
参考書
署名
『法医学』第3版
著者・編者
福島弘文
発行所
南山堂