英文名 | Project Study Medical Electronics | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 医療工学群 12単位 特別研究 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 熊谷 寛 | |
担当者 | 熊谷 寛, 小菅 智裕, 武田 俊 | |
講義室 |
研究室指導教員のもとで、医療電子工学に関連した内容で、課題を設定し、限定された範囲で解決できる能力を養うことを目的とする。博士論文発表を通じて、自主的に学習を継続することができる能力、および日本語による記述力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を養うことを目標とする。
医療AIの研究では、機械学習やディープラーニングを用いた診断支援システムの開発に焦点を当てる。医療レーザー研究は、レーザーの物理学原理と医療への応用、特に手術や治療での使用を探求する。生体信号解析の分野では、表面筋電図の波形解析システムの開発に注目し、筋活動のモニタリングやリハビリテーションに応用する。これらの分野は、データ処理技術やプログラミングスキルを駆使し、最新の研究成果を実践的に応用することを目指す。
研究計画の策定指導、実験技術の指導、データ解析技術の指導を行うとともに、得られたデータのチェックや内容について議論を重ねる。随時、研究データ、計画策定能力、実験技術や解析能力について講評を行うとともに、研究計画の立案に係る質問において、さらに返答が必要と判断される場合は、教員から電子メールで返答する。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
◎ | DP2 先端の研究手法 |
〇 | DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学) 医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学) |
〇 | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
◎ | DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版 |
1.医療AI/レーザーに関する研究
1-1) 非接触電流誘導磁気トモグラフィー(非接触CIMT) の電流注入パス推定における機械学習(医療AI)
1-2) 機械学習による電気インピーダンストモグラフィ(EIT)・非接触CIMTの画像再構成法の開発(医療AI)
1-3) 呼吸器波形から患者の肺を推測する機械学習(医療AI)
1-4) バスキュラーアクセス(VA)の超音波画像からの狭窄類型推定(医療AI)
1-5) レーザーを利用して極限性能の磁気センサを開発する(医療AI)
1-6) 電流誘導磁気トモグラフィー技術の研究(医療AI)
1-7) 医療用極低磁場MRI計測技術の研究
1-8) その他医療情報や計測データへの機械学習の応用
2.生体信号解析に関する研究
2.1 表面筋電図の波形解析システムの開発
2-1-1)多チャンネル表面筋電図伝播波による筋収縮運動解析
2-1-2)簡易装着化を目指した表面筋電図伝播波解析
2-1-3)サルコペニア診断を目指した筋の形態的および機能的評価の検討
2-1-4)多用途化に向けたソフトウェア開発
2-1-5)他の生体信号解析
2.2 局所混合血酸素飽和度を用いた筋活動評価
2.3 脳波計測・脳波シミュレーション解析
2.4 他の生体信号への伝播波解析の応用
項目 | 内容 | 担当者 |
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研究計画の立案 | 研究計画を立案する。 課題に対して、背景・研究目的・対象と方法などを具体的に検討する。 | 熊谷 寛 小菅 智裕 武田 俊 |
情報収集と分析 | 必要な情報を自分で獲得する。 複数の解決法について比較検討する。 | 熊谷 寛 小菅 智裕 武田 俊 |
問題解決と批判的思考 | 担当者の補助により自主的に解決法を深く検討する。 複数の解決法について深く検討する。 | 熊谷 寛 小菅 智裕 武田 俊 |
コミュニケーションと発表 | 文法的に正しく、論理的な記述する。 プレゼンテーションソフトを利用して、発表する。 質問を理解し、的確な返答する。 | 熊谷 寛 小菅 智裕 武田 俊 |
(1)研究計画を立案できる。
(2)必要な情報を自分で獲得する手段を知っており、実行できる。
(3)指導者の補助により自主的に解決法を考案できる。
(4)複数の解決法について、比較検討できる。
(5)課題に対して、背景・研究目的・対象と方法・結果・考察などを具体的に記述できる。
(6)文法的に正しく、論理的な記述ができる。
(7)プレゼンテーションソフトを利用して、発表ができる。
(8)質問を理解し、的確な返答ができる。
研究の具体的内容(50%)、プレゼンテーションと研究内容(30%)、さらに発表等(20%)を総合して、60%以上を合格とする。
【授業外学習時間:180時間】
各教員によって示される研究内容に関する基礎的項目を復習しておくこと。
種別 | 書名 |
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教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 特に指定しない。 |