英文名 | Project Study Legal Medicine | |
---|---|---|
科目概要 | 医学専攻(博士課程) 環境医科学群 12単位 特別研究 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 佐藤 文子 | |
担当者 | 佐藤 文子, 入江 渉, 佐々木 千寿子, 落合 恵理子 | |
講義室 |
法医学の社会的役割、法医解剖の実際について学ぶ
異状死体の解剖研修を通して、法医解剖の手順、診断方法、死体現象の見方の実際を学ぶ。個人識別、薬物スクリーニング検査の実際、DNA鑑定方法について理解をする。それらの中で生じた疑問を解決すべく、研究計画を立案、遂行する。
法医解剖への参加、薬毒物検査・DNA鑑定の実地研修、抄読会・症例検討会などを行う。また、学会への参加に向け、研究の計画・実施、スライド・論文作成等、必要な事項について適宜ディスカッションを行う。その都度、質疑応答を通しフィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
〇 | DP2 先端の研究手法 |
〇 | DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学) 医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学) |
〇 | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
1.内因性急死の死因究明の解析と実態
2.死因となったさまざまな病態の遺伝学的検索
3.各種薬毒物の分析法の確立・標準化
4.突然死の死因究明システムの確立
回 | 項目 | 内容 | 担当者 |
---|---|---|---|
1 | 法医学全般について | 法医学における検案・解剖を通し、法医学とは何か、死因の診断方法を理解するとともに、現代社会が抱える様々な問題についても考察を深める。 | 佐藤 文子 入江 渉 |
2 | DNA鑑定、遺伝子多型について | DNA鑑定の基礎知識、手法などを学び、遺伝子多型と各種疾患などについても理解を深める。 | 落合 恵理子 |
3 | 薬毒物中毒について | 薬毒物中毒症例における検体の取り扱い、分析法などを学ぶとともに、異状死体の死因究明における薬毒物分析の重要性を理解する。 | 佐々木 千寿子 |
法医解剖の社会的役割について理解し、法医病理診断法、薬物スクリーニング、薬物検査、DNA鑑定について説明できる。スクリーニング検査を実際に行うことができる。自ら研究計画を立案・遂行し、結果について考察することができる。
口頭試問・ディスカッション(60%)、学会発表(20%)、論文作成(20%)により評価を行う。
法医学の教科書に目を通しておく。
【授業外学習時間:180時間(4年間計)】
特になし。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 指定しない(必要に応じプリントを配布する)。 | ||
参考書 | 新訂 死体の視かた | 渡辺博司、齋藤一之 | 東京法令出版 |
参考書 | 標準法医学 | 池田典昭、鈴木廣一 | 医学書院 |
参考書 | 『法医学』第3版 | 福島弘文 | 南山堂 |