Web Syllabus(講義概要)
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法医学 演習
英文名Practical Legal Medicine
科目概要医科学専攻(修士課程) 環境医科学群 4単位 演習(修士)
履修期通年
科目責任者佐藤 文子
担当者佐藤 文子, 入江 渉, 佐々木 千寿子, 落合 恵理子
講義室

授業の目的

法医解剖研修を通じて、死因究明のための法医病理学的診断法や死体現象から死後経過時間の推定を行うなどの法医学の基本を学ぶ。薬物中毒検査、DNA鑑定の実際を見学し、理解する。

教育内容

異状死体の解剖研修を通して、法医解剖の手順、診断方法、死体現象の見方の実際を学ぶ。個人識別、薬物スクリーニング検査の実際、DNA鑑定方法について理解をする。

教育方法

法医解剖への参加、薬毒物検査・DNA鑑定の実地研修、抄読会・症例検討会などを行う。また、学会への参加に向け、研究の計画・実施、スライド・論文作成等、必要な事項について適宜ディスカッションを行う。その都度、質疑応答を通しフィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握
DP2 必要な研究手法
DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
   医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学)
DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力
DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成

授業内容

項目内容担当者
1法医学全般について法医学における検案・解剖を通し、法医学とは何か、死因の診断方法を理解するとともに、現代社会が抱える様々な問題についても考察を深める。佐藤 文子
入江 渉
佐々木 千寿子
落合 恵理子
2DNA鑑定、遺伝子多型についてDNA鑑定の基礎知識、手法などを学び、遺伝子多型と各種疾患などについても理解を深める。落合 恵理子
3薬毒物中毒について薬毒物中毒症例における検体の取り扱い、分析法などを学ぶとともに、異状死体の死因究明における薬毒物分析の重要性を理解する。佐々木 千寿子
No. 1
項目
法医学全般について
内容
法医学における検案・解剖を通し、法医学とは何か、死因の診断方法を理解するとともに、現代社会が抱える様々な問題についても考察を深める。
担当者
佐藤 文子
入江 渉
佐々木 千寿子
落合 恵理子
No. 2
項目
DNA鑑定、遺伝子多型について
内容
DNA鑑定の基礎知識、手法などを学び、遺伝子多型と各種疾患などについても理解を深める。
担当者
落合 恵理子
No. 3
項目
薬毒物中毒について
内容
薬毒物中毒症例における検体の取り扱い、分析法などを学ぶとともに、異状死体の死因究明における薬毒物分析の重要性を理解する。
担当者
佐々木 千寿子

到達目標

異状死体の死因究明に関する知識および個人識別法を習得し、説明することができる。
日々の活動の中から生じた疑問について、解決のための研究計画を立案することができる。

評価方法

総合討論(50%)、演習への積極的な参加(20%)、レポート提出(30%)をもって評価する。

準備学習等(予習・復習)

実施した演習内容について、疑問点を整理・検討(復習)し、解決に向けた取り組みを行う(予習)。授業外学習時間:60時間。

その他注意等

特になし。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない(必要に応じプリントを配布する)。
参考書新訂 死体の視かた渡辺博司、齋藤一之東京法令出版
参考書標準法医学池田典昭、鈴木廣一医学書院
参考書『法医学』第3版福島弘文南山堂
教科書
署名
指定しない(必要に応じプリントを配布する)。
著者・編者
発行所
参考書
署名
新訂 死体の視かた
著者・編者
渡辺博司、齋藤一之
発行所
東京法令出版
参考書
署名
標準法医学
著者・編者
池田典昭、鈴木廣一
発行所
医学書院
参考書
署名
『法医学』第3版
著者・編者
福島弘文
発行所
南山堂