英文名 | Occupational Mental Health | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 医療人間科学群 2単位 講義 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 田中 克俊 | |
担当者 | 田中 克俊 | |
講義室 |
労働者および組織に対する多面的なアセスメントとマネジメントの方法について理解し、実践的な活動および介入研究のデザイン作成が可能になることを目的とする。
精神疾患のアセスメントについて学ぶとともに,組織行動学や認知行動療法などを用いたストレスマネジメント法の他について説明する。また職場で行われている一次から三次予防活動の実際と先行研究についてレビューし、具体的な産業精神保健研究のデザイン作成について説明する。
講義形式での講義の他、テーマに応じた事例検討やグループディスカッションを行う(全15回)。事例検討やグループディスカッションに対して授業内で総評するなどによりフィードバックを行う。授業中に行った課題については、授業の中で解答を検討する。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
〇 | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
〇 | DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 産業精神保健学の概要 | 産業精神保健に関する法令や指針の説明【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 7/8① | A1号館5階ゼミ室3 |
2 | 産業ストレスモデル | 最近の産業ストレスモデルの理解(Demand-Control-Support modelモデル、ERIモデル、NIOSHモデル他)【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 7/8② | A1号館5階ゼミ室3 |
3 | 職域でみられる精神疾患のアセスメント1 | 代表的な精神疾患のアセスメント方法【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 7/8③ | A1号館5階ゼミ室3 |
4 | 職域でみられる精神疾患のアセスメント2 | 業務関連のメンタルヘルス不調のアセスメント方法【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/2① | A1号館5階ゼミ室3 |
5 | 個人レベルでのストレスマネジメント1 | 認知行動療法を用いたストレスマネジメント【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/2② | A1号館5階ゼミ室3 |
6 | 個人レベルでのストレスマネジメント2 | 睡眠指導を用いたストレスマネジメント他【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/2③ | A1号館5階ゼミ室3 |
7 | 組織行動学の概要 | 主な理論の理解(ワークモチベーションに関連した組織行動理論)【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/30① | A1号館5階ゼミ室3 |
8 | 具体的な組織行動モデルと職域での応用 | 組織公正性理論に基づくフェアマネジメント教育の実際他【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/30② | A1号館5階ゼミ室3 |
9 | 職場復帰支援プログラム | 職場復帰支援の実際と課題【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 9/30③ | A1号館5階ゼミ室3 |
10 | 職域での相談活動の実際 | 対応困難例についての事例検討【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 10/7① | A1号館5階ゼミ室3 |
11 | 産業精神保健に関する研究の動向1 | 一次予防に関する具体的活動と関連研究のレビュー【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 10/7② | A1号館5階ゼミ室3 |
12 | 産業精神保健に関する研究の動向2 | 二次予防に関する具体的活動と関連研究のレビュー【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 10/7③ | A1号館5階ゼミ室3 |
13 | 産業精神保健に関する研究の動向3 | 三次予防に関する具体的活動と関連研究のレビュー【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 11/25① | A1号館5階ゼミ室3 |
14 | 産業精神保健に関する研究の動向4 | 職域における介入研究の実際と課題【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 11/25② | A1号館5階ゼミ室3 |
15 | まとめ、討議 | これまでの内容についての討議【スライド:英語・日本語】 | 田中 克俊 | 11/25③ | A1号館5階ゼミ室3 |
労働者および組織に対する具体的なアセスメントとマネジメントの方法について理解するとともに、これまで職場で行われてきた様々な研究について批判的吟味を行うと同時に今後の研究に必要な知識を身につけることが出来るようになる。
授業への積極的態度(50%)、ディスカッション・事例検討への積極的参加(50%)。欠席は減点する。
学部で学習した精神医学および公衆衛生学(産業保健)の復習をしておくこと(30時間)。
講義資料をもとに重要事項の復習を行うこと(30時間)
種別 | 書名 |
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教科書 | 特に指定しない(教員が作成した配布資料をもとに講義を行う)。 |
参考書 | 特に指定しない。 |