英文名 | Otorhinolaryngology-Head and Neck Surgery | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 臨床医科学群(外科系) 2単位 講義 | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 山下 拓 | |
担当者 | 山下 拓, 落合 敦, 宮本 俊輔, 清野 由輩, 栗岡 隆臣 | |
講義室 |
耳鼻咽喉科学は人の五感に深く関わった分野で、人が人らしく生きるための機能にもっとも深い関係のある教科である。また、生命の維持に関する呼吸や嚥下にも深く関わっている。したがって、そこに生じる疾患はこれらの機能低下を生じ、生命維持に支障を来すばかりでなく、人間らしさの喪失をも招きかねない。耳鼻咽喉科学特論においては、こうした病態や疾患について解剖、生理、病態、検査、診断、治療を学ぶだけでなく、そうした疾患を持つ患者、あるいは、疾患や治療によって機能を失った患者の心情を思い量れるようになることを目標とする。
神経耳科学、聴覚医学、平衡医学、頭頸部腫瘍学、口腔咽頭学、喉頭科学、気管食道科学といった、耳鼻咽喉科で取り扱う幅広い領域について、講義形式で授業を行う。
基本的にパワーポイントや配布資料を用いた講義形式で授業を進めるが、適宜検査・処置などの実技も行う。それぞれの講義の終わりに質疑応答、意見交換の時間を設け、その中でフィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 急性、滲出性、慢性、真珠腫性中耳炎のトピックス | 本疾患のトピックスを理解できる【スライド:英語・日本語】 | 栗岡 隆臣 | 4/10② | M1号館9階大学院ゼミ室 |
2 | 突発性難聴、原因、治療のトピックスと社会的問題 | 本疾患の臨床像・治療を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 栗岡 隆臣 | 4/17② | M1号館9階大学院ゼミ室 |
3 | 遺伝性難聴の診断と治療のトピックス | 遺伝子難聴のトピックスを理解できる【スライド:英語・日本語】 | 栗岡 隆臣 | 4/24② | M1号館9階大学院ゼミ室 |
4 | 良性発作性当為眩暈症と耳石器検査 | 本疾患の病態・臨床を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 落合 敦 | 6/9⑤ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
5 | メニエール病 | 本疾患の病態・検査を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 落合 敦 | 6/10⑤ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
6 | 内耳の水代謝 | 内耳の水代謝につき説明できる【スライド:英語・日本語】 | 落合 敦 | 6/11⑤ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
7 | 口腔咽頭学 | 口腔咽頭の臨床につき理解できる【スライド:英語・日本語】 | 宮本 俊輔 | 6/23① | IPE棟2F 多目的室T1 |
8 | 喉頭癌・下咽頭癌 | 本疾患の臨床を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 宮本 俊輔 | 6/25① | IPE棟2F 多目的室T1 |
9 | 中咽頭癌 | 中咽頭癌の臨床を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 山下 拓 | 4/30① | 調整中_M1 |
10 | アレルギー性鼻炎の病態と治療 | アレルギー性鼻炎について理解できる【スライド:英語・日本語】 | 山下 拓 | 4/30② | M1号館9階大学院ゼミ室 |
11 | 慢性副鼻腔炎と類似疾患の臨床 | 慢性副鼻腔炎の臨床を説明できる【スライド:英語・日本語】 | 山下 拓 | 4/30③ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
12 | 頭頸部癌の臨床・トピックス | 頭頸部癌の概要・トピックスを理解できる【スライド:英語・日本語】 | 山下 拓 | 5/13① | M1号館9階大学院ゼミ室 |
13 | 喉頭摘出に伴う変化と術後代用音声 | 喉頭摘出後の病態・リハビリテーションを説明できる【スライド:英語・日本語】 | 山下 拓 | 5/13② | M1号館9階大学院ゼミ室 |
14 | 嚥下障害の臨床 | 嚥下障害の臨床について理解できる【スライド:英語・日本語】 | 清野 由輩 | 6/19④ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
15 | 気管切開 | 気管切開の方法、管理を理解できる【スライド:英語・日本語】 | 清野 由輩 | 6/26④ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
1)耳鼻咽喉科解剖生理が説明できる
2)耳鼻咽喉科の現在の研究の動向を説明できる
3)耳鼻咽喉科学的考え方を自分の研究に応用できる
4)耳鼻咽喉科疾患が理解でき、患者の気持ちが理解できる
授業への積極的な参加(60%)、口頭試問(40%)の総合評価とする。なお欠席は減点する
・学部で受けた教育の当該部分を復習してくること(毎回2時間程度)
・教科書の該当部分を読んでから授業に臨むこと(毎回2時間程度)
【授業外の学習時間:60時間】
・講義を欠席する場合は、前日までにメール、PHS等で各講師に連絡すること
・あらかじめ都合が悪いのが分かっていて、日程変更を希望する場合は、各講師と個別に連絡すること
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特になし | ||
参考書 | 新耳鼻咽喉科学 | 切替一郎 原著 野村恭也 監修 加我君孝 編集 | 南山堂 |