英文名 | General medicine | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 臨床医科学群(内科系) 2単位 講義 | |
履修期 | 通年 | |
科目責任者 | 青山 直善 | |
担当者 | 青山 直善, 東野 俊洋, 五野 由佳理, 星山 隆行, 岸原 淳, 北里 梨紗, 星山 綾子 | |
講義室 |
総合診療医学・地域医療学は、超高齢社会において、必然的に重要度が増し、医療機関(外来・病棟)でも、地域(訪問診療・施設診療)でも、地域包括ケアシステムを念頭に置き、全人的な医療、患者中心の医療を実施する総合診療医が必要になってくる。今後の地域包括ケアシステム構築のために必要な項目について講義を実施する。
本講義では、総合診療医学、プライマ・ケア、全人的な医療、患者中心の医療、地域包括ケアシステム、在宅診療、訪問診療、老年医学、チーム医療、他職種協働・連携、等について概説し、今後の地域医療促進の重要性を理解してもらう。
Webによるオンラインライブ講義または対面形式で、スライドを用いて各テーマ毎に講義を実施する。講義中に学生からの質疑応答、学生間でディスカッションをして、必要時にはレポート提出をしていただき理解を深めてもらう。また、学生にプレゼンテーションをしてもらい検討会形式で学習することもある。学生へのフィードバックは講義中に行う。また、レポート提出時には、レポートの内容についてフィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
◎ | DP2 先端の研究手法 |
◎ | DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学) 医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学) |
◎ | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
〇 | DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 地域包括ケアシステム構築への社会的背景 | 地域包括ケアシステム導入の社会的背景について解説する | 青山 直善 | 5/23⑥ | オンライン・対面式 |
2 | 地域包括ケアシステムの概念 | 医療、介護、生活支援、予防、住まいの観点から地域包括ケアシステムを解説する | 東野 俊洋 | 5/29② | 対面式 |
3 | 地域包括ケアシステムにおける多種職協働 | 地域包括ケアシステムにおける医師、看護師、薬剤師、リハビリ、栄養管理などの役割 | 東野 俊洋 | 6/12② | 対面式 |
4 | 地域包括ケアの実践 | 地域包括ケアシステムの地域連携や現状の取り組みについて解説 | 東野 俊洋 | 6/26② | 対面式 |
5 | 在宅医療推進の必要性と方向性 | 治し支える医療としての在宅診療およびエンドオブライフや緩和について解説する | 星山 隆行 | 7/2④ | 対面式 |
6 | 病院における在宅支援の役割と地域包括ケア病棟の実際 | 地域包括ケアシステムを推進と病院包括ケア病床について解説する。 | 星山 綾子 | 7/10④ | 対面式 |
7 | 慢性期医療における緩和ケアの実際1 | 慢性期医療における緩和ケアについて解説する | 岸原 淳 | 9/5② | 対面式 |
8 | 慢性期医療における緩和ケアの実際2 | 慢性期医療における緩和ケアについて解説する | 岸原 淳 | 9/8③ | 対面式 |
9 | 慢性期医療における終末期医療1 | 慢性期医療における終末期医療について解説する | 五野 由佳理 | 9/16④ | 対面式 |
10 | 慢性期医療における終末期医療2 | 慢性期医療における終末期医療について解説する | 五野 由佳理 | 9/19② | 対面式 |
11 | 慢性期医療におけるリハビリテーション | 慢性期リハの位置付けや在り方、チームアプローチ、廃用症候群について解説する | 北里 梨紗 | 9/24⑤ | 対面式 |
12 | 総合診療医学と高齢者医療 | 今後の我が国で求められる総合診療医の高齢者医療への関わりについて概説する | 星山 隆行 | 10/1④ | 対面式 |
13 | 在宅支援診療所の実際 | 在宅支援診療所の現状について解説する | 星山 隆行 | 10/8④ | 対面式 |
14 | 慢性期医療における薬物療法と服薬管理 | 慢性期医療と特に高齢者の薬物動態、服薬管理について解説する | 北里 梨紗 | 10/15⑤ | 対面式 |
15 | 慢性期における栄養管理と口腔管理 | サルコペニア、栄養管理、嚥下障害、口腔ケアについて解説する | 青山 直善 | 10/29⑥ | オンライン・対面式 |
今後の地域包括ケアシステムの役割および重要性について説明できる。
この講義を介して、今後の地域医療における自らの役割を述べることができる。
適宜、講義中のディスカッション、プレゼンテーション、提出を指示するレポートの内容、授業への積極的な参加をふまえ、総合的に評価する。評価割合は、ディスカッション、プレゼンテーション(40%)、レポート(40%)、授業への積極的な参加(20%)とする。
教科書及び参考書を用いて、地域包括ケアシステムについて理解を深めること。
【授業外学習時間:60時間】
オンラインライブの受講方法は、個別に連絡する。
日時及び講義室は確定次第、履修者に通知する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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参考書 | 総合診療医テキスト 第1巻 慢性期医療概論 | 一般社団法人日本慢性期医療協会(編集) | 中央法規出版 |
参考書 | 総合診療医テキスト 第2巻 慢性期医療における疾患の管理 | 一般社団法人日本慢性期医療協会(編集) | 中央法規出版 |
参考書 | 日本プライマリ・ケア連合学会基本研修ハンドブック | 日本プライマリ・ケア連合学会編 | 南山堂 |
参考書 | スーパー総合医 地域包括ケアシステム | 太田秀樹(編集) | 中山書店 |
参考書 | スーパー総合医 緩和医療・終末期ケア | 長尾和宏(編集) | 中山書店 |