英文名 | Laboratory Medicine | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 臨床医科学群(内科系) 2単位 講義 | |
履修期 | 後期(10月以降) | |
科目責任者 | 狩野 有作 | |
担当者 | 狩野 有作, 中村 正樹, 高山 陽子 | |
講義室 |
臨床検査は、患者由来の検体を用いた検体検査と生理機能検査により構成され、患者の情報を正確に把握し日常診療に利用するために行われる。臨床検査から得られる情報は臨床医学において欠くことの出来ない重要な情報であり、臨床検査なしに臨床医学を論ずることは困難であるとさえ言える。臨床検査診断学はこの臨床検査を臨床医学の中に体系付ける学問である。したがって、臨床検査診断学の教育目標は、検体検査から生理機能検査を含む臨床検査全般を研修し、多様な検査法に基づいた臨床検査診断法とその臨床的意義を習得し、研究することにある。また、新たな病態解析法や検査診断法を開発することも重要な課題である。そこで、臨床検査診断学では臨床検査を軸とした臨床研究の推進を教育目標に挙げ臨床医学と基礎医学とを連結させた研究活動を積極的に行う。
血液・凝固線溶系疾患、動脈硬化性疾患、癌の浸潤転移、炎症性疾患の病態解析を理解し、効率的な検査診断法および検査データの読み方を学ぶ。さらに、代表的な感染症および感染管理・対策について学ぶ。
講義資料(当日配布)に基づき対話形式で教育を行い、課題等へのフィードバックについては知識および理解度不足の部分について直接的に伝える。なお、口頭および再提出で理解度を確認する。
〇 | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
DP2 先端の研究手法 | |
◎ | DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学) 医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学) |
〇 | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
〇 | DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 臨床検査診断学 1 | 血液・凝固系検査の検査診断(1) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/2⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
2 | 臨床検査診断学 2 | 血液・凝固系検査の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/2⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
3 | 臨床検査診断学 3 | 動脈硬化性疾患の検査診断(1)【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/9⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
4 | 臨床検査診断学 4 | 動脈硬化性疾患の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/9⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
5 | 臨床検査診断学 5 | 炎症性疾患の検査診断(1) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/16⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
6 | 臨床検査診断学 6 | 炎症性疾患の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/16⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
7 | 臨床検査診断学 7 | 悪性腫瘍の検査診断(1) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/23⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
8 | 臨床検査診断学 8 | 悪性腫瘍の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 狩野 有作 | 10/23⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
9 | 臨床検査診断学 9 | 感染症の検査診断(1) 【スライド:英語・日本語】 | 中村 正樹 | 10/30⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
10 | 臨床検査診断学 10 | 感染症の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 中村 正樹 | 10/30⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
11 | 臨床検査診断学 11 | 耐性菌の検査診断(1) 【スライド:英語・日本語】 | 中村 正樹 | 11/6⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
12 | 臨床検査診断学 12 | 耐性菌の検査診断(2) 【スライド:英語・日本語】 | 中村 正樹 | 11/6⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
13 | 臨床検査診断学 13 | 感染管理・対策(1) 【スライド:英語・日本語】 | 高山 陽子 | 11/13⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
14 | 臨床検査診断学 14 | 感染管理・対策(2) 【スライド:英語・日本語】 | 高山 陽子 | 11/13⑦ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
15 | 臨床検査診断学 15 | 感染管理・対策(3) 【スライド:英語・日本語】 | 高山 陽子 | 11/20⑥ | M1号館9階大学院ゼミ室 |
臨床検検査診断学では、臨床検査データの解釈の仕方および効率運用法をできるようにする。さらに、血液疾患、炎症、感染症、動脈硬化症、悪性腫瘍などの病態を理解し、検査診断へ応用できるようにする。
試問60%、課題30%、平常点「発表の積極性、理解度」10%の合計とする。
血液・凝固・線溶系、炎症、感染症、動脈硬化、悪性腫瘍などの診断における臨床検査の活用法について予習しておく。各種疾患の病態解析、病態に基ずく効率的な検査診断法について復習する。
授業外学習時間:60時間
1回につき2コマを実施する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 標準臨床検査医学 第5版 | 高木康•山田俊幸 | 医学書院 |
参考書 | 臨床医学総論/臨床検査医学総論 | 奈良信雄 | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 |