英文名 | Clinical Imaging Technology | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 医療工学群 2単位 講義 | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 五味 勉 | |
担当者 | 五味 勉, 原 秀剛, THET THET LWIN, 中島 正弘, 水上 慎也 | |
講義室 |
一般X線撮影、X線CT検査、MRI検査および核医学検査は、画像診断をはじめとして治療方針の決定や治療効果判定に不可欠な検査法である。特にCT・MRを使用した断層イメージング法は、撮像法を変えることにより、種々の臓器形態、組織変化や血流を含めた機能診断が可能なため、正確な診断、治療法決定や治療効果判定に威力を発揮している。主として断層イメージング手法の撮像原理を理解するとともに、画像評価法に関する基礎知識を深め、臨床で活用可能な断層イメージング手法の開発を目指した教育を行う。
断層イメージング原理と基本的な画質特性を教授するとともに、撮像条件(パラメータ)との関係、臨床応用技術についても解説を行う。
パワーポイントによって対面による講義を実施する。なお、課題についてレポート提出を求め、授業の途中あるいは最終授業で全体にフィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
〇 | DP2 先端の研究手法 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | CTの撮像原理(コンベンショナルスキャン) | FBP法、逐次近似再構成法を解説する。[スライド:英語] | 五味 勉 | 4/17⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
2 | CTの撮像原理(ヘリカルスキャン) | ヘリカルスキャンの撮像原理を解説する。[スライド:英語] | 五味 勉 | 4/24⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
3 | コーンビームCTの撮像原理 | FeldKamp法の概要、基本的な画像特性を解説する。[スライド:英語] | 五味 勉 | 5/8⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
4 | CTの臨床技術(1) | 再構成法による臨床画像の特性を解説する。(頭部、胸部) [スライド:英語] | 原 秀剛 | 5/15⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
5 | CTの臨床技術(2) | 再構成法による臨床画像の特性を解説する。(腹部) [スライド:英語] | 原 秀剛 | 5/22⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
6 | トモシンセシスの撮像原理 | シフト加算法、FBP法、逐次近似再構成法を解説する。深層学習処理を適用した再構成法についても紹介する。[スライド:英語] | 五味 勉 | 5/29⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
7 | トモシンセシスの画像特性 | 面内および体軸方向の画像評価法及び画像特性を解説する。[スライド:日本語] | 中島 正弘 | 6/4⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
8 | トモシンセシスの臨床応用 | 最新の臨床応用動向を解説する。[スライド:日本語] | 中島 正弘 | 6/11⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
9 | MRIの撮像原理(1) | 撮像シーケンスの解説を行う。(基礎編)【スライド:英語・日本語】 | 水上 慎也 | 6/19⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
10 | MRIの撮像原理(2) | 撮像シーケンスの解説を行う。(最新編)【スライド:英語・日本語】 | 水上 慎也 | 6/26⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
11 | MRI画像の画像評価・特性 | 画像評価法及び画像特性を解説する。【スライド:英語・日本語】 | 水上 慎也 | 7/3⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
12 | MRIの臨床応用 | 最新の臨床応用動向を解説する。【スライド:英語・日本語】 | 水上 慎也 | 7/10⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
13 | MRIの最新臨床技術 | MRIの最新臨床技術および画質改善法の概要を解説する。[スライド:日本語] | 中島 正弘 | 7/16⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
14 | 位相コントラストイメージングの基礎特性 | 位相コントラストイメージングの概要および原理を解説する。[スライド:英語] | THET THET LWIN | 7/24⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
15 | 位相コントラストイメージングの臨床応用 | 位相コントラストイメージングの画像評価および画質特性を解説する。[スライド:英語] | THET THET LWIN | 7/31⑦ | A1号館5階ゼミ室1 |
1. 断層イメージング手法に関する撮像原理を習得できる。
2. 断層イメージング手法の画像再構成法を理解できる。
3. 断層像の画像評価法および基本特性について理解できる。
課題レポートの内容を総合的に評価 [提出レポートの内容(90%)、講義への積極的な参加(10%)] する。
なお、課題提出の遅延および未提出の場合は減点とする。
予習: 診療放射線技術学の中で特にCT・MRIの撮像原理および画像再構成の理論について調べておくこと。
復習: 講義の中で説明した撮像原理および画像再構成の理論や諸特性について、概要や不明な点をまとめておくこと。
授業外学習時間:60時間
特になし
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に指定しない。 | ||
参考書 | The Essential Physics of Medical Imaging 3版 | Jerrold T.Bushberg 他 (著) | LWW |