英文名 | Medical Safety Engineering | |
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科目概要 | 医学専攻(博士課程) 医療工学群 2単位 講義 | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 古平 聡 | |
担当者 | 古平 聡, 藤井 清孝 | |
講義室 |
医療における安全文化の考え方やシステム安全の重要性、および各種の医療事故分析方法をより深く理解する。また、医療機関等で医療機器や病院設備に関するリスクマネジメントが実践できる知識・能力を修得する。
医療安全に関わる法令等の紹介と解説、医療機器の各種エネルギーの生体への影響、システム安全および人間工学の考え方と事故事例の分析方法、リスクマネジメントの考え方、担当者の研究紹介および関連論文の紹介、医療安全に関する演習などを行う。
対面:配布資料およびパワーポイントを用いた講義形式、ディスカッション。
オンラインライブ:ファイルのダウンロードによる資料配布、Zoomを利用しパワーポイントを用いた講義形式、ディスカッション。
フィードバック:質問は、その場または電子メールにて返答する。また、講義後の質問やレポート内容から全体への再説明が必要と判断された内容に関しては、次回講義またはGoogle Classroomで情報を周知・共有する。
◎ | DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握 |
◎ | DP2 先端の研究手法 |
〇 | DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学) 医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学) |
◎ | DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学) 研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学) |
◎ | DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | 医療安全工学総論 | 医療機器の位置づけと、安全使用に関わる法令・通知、規格、また工学的知識の必要性について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 5/13⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
2 | 研究の紹介 -医療機器関連- | 医療機器の安全に関する研究を紹介する。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 5/20⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
3 | 研究の紹介 -研究と医療安全- | 研究と医療安全との繋がりを発表し、医療安全についてディスカッションを行う。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 5/27⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
4 | 安全文化とシステム安全 | 医療におけるシステム安全と安全文化などについて学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 6/3⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
5 | 医療機器と医療安全 -医療機器と関連設備のリスクマネジメント- | 医療機器および関連病院設備のリスクマネジメントの実際と今後のあり方について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 6/10⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
6 | 医療機器に関するヒューマンファクタと信頼性工学 | 医療機器への人間工学の応用例と安全管理のための工学的指標や事故分析方法について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 6/17⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
7 | 医療機器と医療設備 | 医療機器と医療機器に関わる事故事例からみた改善策、規格の重要性について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 6/24⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
8 | 研究紹介 -人工心肺・補助循環- | 人工心肺・補助循環に関する研究、安全管理の実際について紹介する。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 7/1⑥ | A1号館5階ゼミ室1 |
9 | 研究紹介 -呼吸療法- | 呼吸療法に関する研究、安全管理の実際について紹介する。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 7/8⑥ | A1号館5階ゼミ室2 |
10 | 研究紹介 -血液浄化療法- | 血液浄化療法に関する研究、安全管理の実際について紹介する。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 7/15⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
11 | 医療機関に対する第三者評価 -日本医療評価機構- | 医療機関における各種認証制度(病院機能評価)について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 7/22⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
12 | 医療機関に対する第三者評価 -ISO9001等- | 医療機関における各種認証制度(ISO9001等)について学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 7/29⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
13 | 医療安全に関する演習 -WHO患者安全カリキュラムの調査- | WHO患者安全カリキュラムについて調べる。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 9/2⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
14 | 医療安全に関する演習 -演習・発表- | WHO患者安全カリキュラムの調査結果をまとめ、発表およびディスカッションを通じて、医療安全の考え方を学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 9/9⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
15 | 総括 | 医療機器と関連設備等に係わる医療安全の今後の方向性などについて学ぶ。【スライド:英語】 | 古平 聡 藤井 清孝 | 9/16⑥ | A1号館5階ゼミ室3 |
医療システムを中心とした安全に関わる問題点について工学的手法を用いて解析し、安全対策を構築できる知識と技術を習得し、医療現場や関連企業での諸問題に適応できる。
評価はレポート(70%)、演習・発表(30%)により評価する。
事前に該当する項目をシラバスで確認し、関連する基礎的な事項を予習して望むこと。また、医療安全に関する事例を収集しておくこと。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
臨床実習、学会等の都合により講義日および講義時間を変更する場合には、メールまたはGoogle Classroomで周知・共有する。
オンラインライブの場合は事前にメールまたはGoogle Classroomで周知する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 患者安全・医療安全実践ハンドブック | 一般社団法人 医療安全全国行動 技術支援部会 編 | メディカルサイエンスインターナショナル |
参考書 | WHO患者安全カリキュラムガイド 多職種版 | 東京医科大学 医学教育学 東京医科大学 医療安全管理学 編 | https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/4 4 64 1/9789241501958_jpn.pdf? sequence=3 |