Web Syllabus(講義概要)
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労働衛生学
英文名Occupational Medicine
科目概要医学専攻(博士課程) 環境医科学群 2単位 講義
履修期前期(9月迄)
科目責任者堤 明純
担当者堤 明純, 天笠 崇, 武藤 剛, 橋本 晴男, 渡邉 和広
講義室

授業の目的

労働に伴う健康障害を防止することは重要な課題である。労働環境に潜む健康ハザードには物理的要因、化学的要因、生物的要因、心理社会的要因がある。これらの要因を認識(測定)し起因する健康障害をどのように防止するか、国際的な知見を基に問題を理解し、残された課題解決のためのリサーチクエスチョンを立案できることを目指す。

教育内容

労働衛生のトピックを供覧することによって、労働環境中にある種々の健康障害リスクファクターについて、それぞれの健康障害とインパクトについて学ぶ。さらに、各要因の測定方法をはじめとする研究方法論を理解し、労働衛生上の課題を解決するための研究計画を立案することを学ぶ。

教育方法

教員があらかじめ準備する配布資料とパワーポイントを用いてウェブによるオンラインを実施し、講義内容について討議を行う。また、講義内で行った討議の内容に対し、総評するなどにより、フィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の全般的な知識と最新の国際的研究動向の把握
DP2 先端の研究手法
DP3 医学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医学)
   医科学研究や医療分野のリーダーとして求められる高い見識と倫理観とコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
DP4 研究チームのリーダーとして医学研究の立案遂行(授与学位:医学)
   研究チームのリーダーとして医科学研究の立案遂行(授与学位:医科学)
DP5 国際的なレベルの学術論文の作成、出版

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1社会環境要因に関する研究方法論疫学的手法による社会環境要因に関する研究方法論について概説する【スライド:英語・日本語】堤 明純
5/28⑥オンラインライブ
2心理社会的要因(職業性ストレス)による健康影響職業性ストレスの健康影響と対策【スライド:英語・日本語】堤 明純
5/28⑦オンラインライブ
3労働者の健康格差職業階層と健康問題【スライド:英語・日本語】堤 明純
6/4⑥オンラインライブ
4安全配慮義務と健康情報の管理(1)就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する【スライド:英語・日本語】武藤 剛
6/11⑥オンラインライブ
5安全配慮義務と健康情報の管理(2)就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する【スライド:英語・日本語】武藤 剛
6/11⑦オンラインライブ
6化学的要因による健康影響(1)化学的要因による健康影響とその予防、とくに用量-反応関係、ばく露限界値やリスクアセスメントについて解説する【スライド:英語・日本語】橋本 晴男
6/18⑥オンラインライブ
7化学的要因による健康影響(2)化学的要因による健康影響とその予防、とくに、個人サンプリング法を含む有害物質の評価・測定と、リスク低減対策について解説する【スライド:英語・日本語】橋本 晴男
6/18⑦オンラインライブ
8労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(1)過労死vs過労自殺、過労自殺の歴史的振り返り、第一電通事件【スライド:日本語】天笠 崇
6/25⑥オンラインライブ
9労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(2)精神科臨床現場と労働衛生学研究【スライド:日本語】天笠 崇
6/25⑦オンラインライブ
10職場のメンタルヘルス対策について(1)過労自殺の症例シリーズ研究、先行研究、実践研究【スライド:日本語】天笠 崇
7/2⑥オンラインライブ
11職場のメンタルヘルス対策について(2)職場のメンタルヘルス対策の限界と効果【スライド:日本語】天笠 崇
7/2⑦オンラインライブ
12新しい健康リスク要因組織的公正・いじめ・ハラスメント【スライド:英語・日本語】渡邉 和広
7/9⑥オンラインライブ
13ポジティブメンタルヘルスワークエンゲージメントとジョブ・クラフティング【スライド:英語・日本語】渡邉 和広
7/9⑦オンラインライブ
14障害者の就労に関する課題(1)障害者差別解消法施行の背景【スライド:英語・日本語】渡邉 和広
7/16⑥オンラインライブ
15障害者の就労に関する課題(2)障害者の就労と就労支援【スライド:英語・日本語】渡邉 和広
7/16⑦オンラインライブ
No. 1
項目
社会環境要因に関する研究方法論
内容
疫学的手法による社会環境要因に関する研究方法論について概説する【スライド:英語・日本語】
担当者
堤 明純
日時
5/28⑥
講義室
オンラインライブ
No. 2
項目
心理社会的要因(職業性ストレス)による健康影響
内容
職業性ストレスの健康影響と対策【スライド:英語・日本語】
担当者
堤 明純
日時
5/28⑦
講義室
オンラインライブ
No. 3
項目
労働者の健康格差
内容
職業階層と健康問題【スライド:英語・日本語】
担当者
堤 明純
日時
6/4⑥
講義室
オンラインライブ
No. 4
項目
安全配慮義務と健康情報の管理(1)
内容
就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する【スライド:英語・日本語】
担当者
武藤 剛
日時
6/11⑥
講義室
オンラインライブ
No. 5
項目
安全配慮義務と健康情報の管理(2)
内容
就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する【スライド:英語・日本語】
担当者
武藤 剛
日時
6/11⑦
講義室
オンラインライブ
No. 6
項目
化学的要因による健康影響(1)
内容
化学的要因による健康影響とその予防、とくに用量-反応関係、ばく露限界値やリスクアセスメントについて解説する【スライド:英語・日本語】
担当者
橋本 晴男
日時
6/18⑥
講義室
オンラインライブ
No. 7
項目
化学的要因による健康影響(2)
内容
化学的要因による健康影響とその予防、とくに、個人サンプリング法を含む有害物質の評価・測定と、リスク低減対策について解説する【スライド:英語・日本語】
担当者
橋本 晴男
日時
6/18⑦
講義室
オンラインライブ
No. 8
項目
労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(1)
内容
過労死vs過労自殺、過労自殺の歴史的振り返り、第一電通事件【スライド:日本語】
担当者
天笠 崇
日時
6/25⑥
講義室
オンラインライブ
No. 9
項目
労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(2)
内容
精神科臨床現場と労働衛生学研究【スライド:日本語】
担当者
天笠 崇
日時
6/25⑦
講義室
オンラインライブ
No. 10
項目
職場のメンタルヘルス対策について(1)
内容
過労自殺の症例シリーズ研究、先行研究、実践研究【スライド:日本語】
担当者
天笠 崇
日時
7/2⑥
講義室
オンラインライブ
No. 11
項目
職場のメンタルヘルス対策について(2)
内容
職場のメンタルヘルス対策の限界と効果【スライド:日本語】
担当者
天笠 崇
日時
7/2⑦
講義室
オンラインライブ
No. 12
項目
新しい健康リスク要因
内容
組織的公正・いじめ・ハラスメント【スライド:英語・日本語】
担当者
渡邉 和広
日時
7/9⑥
講義室
オンラインライブ
No. 13
項目
ポジティブメンタルヘルス
内容
ワークエンゲージメントとジョブ・クラフティング【スライド:英語・日本語】
担当者
渡邉 和広
日時
7/9⑦
講義室
オンラインライブ
No. 14
項目
障害者の就労に関する課題(1)
内容
障害者差別解消法施行の背景【スライド:英語・日本語】
担当者
渡邉 和広
日時
7/16⑥
講義室
オンラインライブ
No. 15
項目
障害者の就労に関する課題(2)
内容
障害者の就労と就労支援【スライド:英語・日本語】
担当者
渡邉 和広
日時
7/16⑦
講義室
オンラインライブ

到達目標

労働環境で生じる疾病とその対策について概説できる。
労働衛生管理の対象、内容、目的、指標、判断基準について概説できる。
現代の労働者の健康問題について、予防方策を概説できる。
健康に対する職業性要因の探索または対策についてのリサーチクエスチョンを立案できる。

評価方法

評価は、ライブ授業への積極的な参加・貢献を主体とする平常点(100%)で総合評価します。評価に関わる授業中の発言や疑問については、授業時間内でフィードバックします。なお、欠席は減点しますが、ライブの授業に欠席せざるを得ない場合は、オンディマンド画像視聴後のレポートを70%の配点で評価します。

準備学習等(予習・復習)

授業時間外の学習時間:60時間
講義テーマについて、自分なりの問題意識や質問事項を携えて講義に臨み、積極的に質問や議論できるよう心がけてください

その他注意等

1回2時限実施する。
オンライン授業はZOOMを利用する。受講方法の詳細および教材は履修者にメールで通知・配信する。

教材

種別書名
教科書特になし
参考書特になし
教科書
署名
特になし
著者・編者
発行所
参考書
署名
特になし
著者・編者
発行所