英文名 | Personality Psychology | |
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科目概要 | 医科学専攻(修士課程) 臨床心理学コース 2単位 講義 | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 中島 香澄 | |
担当者 | 中島 香澄 | |
講義室 |
・さまざまな人格理論について説明できる。
・各種人格アセスメント、心理的援助・介入方法を人格理論との関連から説明できる。
・さまざまな人格研究法について説明できる。
各人格理論の関係性や臨床場面における人格理論の活用などについて、講義する。
対面講義を行う。各人格理論を受講生自身が他の受講生にむけて解説し発表する機会を多く設ける。
なお、発表について、個別又全体に対する講評により、フィードバックを行う。
◎ | DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握 |
〇 | DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学) 医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学) |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1 | ガイダンス | 講義のテーマや目標、授業方法について【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 4/21② | A1号館5階ゼミ室2 |
2 | 力動論的アプローチ① | 実証的な心理学とは異なる観点からのパーソナリティ理論【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 4/21③ | A1号館5階ゼミ室2 |
3 | 力動論的アプローチ② | 実証的な心理学とは異なる観点からのパーソナリティ理論【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 4/21④ | A1号館5階ゼミ室2 |
4 | 実証的パーソナリティ研究の始まり | 受講生による発表と討論 Webb,Allport & Odbertの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 5/19② | A1号館5階ゼミ室2 |
5 | 人格特性の因子分析と精神病理学の次元モデル | 受講生による発表と討論 Cattell,Eysenckの人格研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 5/19③ | A1号館5階ゼミ室2 |
6 | パーソナリティの合意モデルと特性理論への批判 | 受講生による発表と討論 5因子(Big Five)モデル,Mischelの指摘 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 5/19④ | A1号館5階ゼミ室2 |
7 | パーソナリティの因果プロセスモデル① | 受講生による発表と討論 Grayの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/9② | A1号館5階ゼミ室2 |
8 | パーソナリティの因果プロセスモデル② | 受講生による発表と討論 Deciの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/9③ | A1号館5階ゼミ室2 |
9 | 行動への遺伝的影響 | 受講生による発表と討論 Bouchardらの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/9④ | A1号館5階ゼミ室2 |
10 | パーソナリティの進化 | 受講生による発表と討論 Bussの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/23② | A1号館5階ゼミ室2 |
11 | パーソナリティと健康 | 受講生による発表と討論 Friedmanらの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/23③ | A1号館5階ゼミ室2 |
12 | パーソナリティの評定 | 受講生による発表と討論 Funderの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 6/23④ | A1号館5階ゼミ室2 |
13 | 密度分布としてのパーソナリティ | 受講生による発表と討論 Fleesonの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 7/7② | A1号館5階ゼミ室2 |
14 | 不健康なパーソナリティ | 受講生による発表と討論 Paulhus & Williamsの研究 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 7/7③ | A1号館5階ゼミ室2 |
15 | まとめ:改めて人格とは何か | 人格理論を臨床場面でいかに活用するか 【スライド:日本語】 | 中島 香澄 | 7/7④ | A1号館5階ゼミ室2 |
臨床場面で重要となるさまざまな人格理論の概要と、各理論の関係性を理解できるようになる。
評価は、授業内で行われる発表(70%)と討論への参加度(30%)をもとに行う。
なお、1)発表においては、発表内容の理解度とわかりやすい説明の仕方、2)討論においては、発言等の積極性、発言の妥当さから評価する。
事前学習:テキストに関連する理論、人物、用語について調べ、他者に説明できるように整理する。(各回ごとに3時間)
事後学習:授業内の発表と討論の内容を整理する。(各回ごとに1時間)
受講者は、単にテキストの内容を理解するだけにとどまらず、常に「人格とは何か」という問いを意識し、討論に参加することが望まれる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | パーソナリティと個人差の心理学 再入門 | フィリップ・J・コー編 中村菜々子・古谷嘉一郎 監訳 | 新曜社 |
参考書 | なし |