Web Syllabus(講義概要)
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臨床遺伝医学
英文名Medical Genetics
科目概要医科学専攻(修士課程) 分子病態学群 2単位 講義
履修期通年
科目責任者高田 史男
担当者高田 史男, 福嶋 義光, 黒澤 健司
講義室

授業の目的

臨床遺伝医学とはヒトの個体差を研究する学問の一分野である人類遺伝学を中心に、遺伝的背景を有する臨床課題に取り組む学問である。その守備範囲は最先端の基礎生命科学から臨床医学までの幅広い専門領域のみならず、生命倫理や保健福祉分野を含む医療社会学的領域までをも視野に入れるもので広範かつ多岐にわたる。平成14年度に開講された当科目は、一義的には遺伝医学領域に興味を持つ院生に対し基礎的人類遺伝学を講義の中心に据えながらも臨床の具体的話題も例示しつつ対話形式も取り入れた分かりやすい講義に努め、遺伝医療の一端を垣間見せるとともにその重要性の認識と理解を深めさせる事を目標とする。平成15年度以降はそれに加え、近年我が国でも必須の職種となりつつある遺伝医療分野の専門職「遺伝カウンセラー」を育成する本邦初の認定大学院修士課程遺伝カウンセリング養成プログラムを立ち上げ、我が国の臨床遺伝医学の中心的礎となる専門学府の一つに育て上げる事を中長期的目標に掲げているが、当科目はその必須科目も兼ねている。

教育内容

単なる知識の提供ではなく,ケーススタディを題材に,臨床現場のシミュレーションを通して疑似体験しながら院生自らも思考しつつ,それらに関連する領域から拡がる臨床遺伝医学の基礎を学修する。

教育方法

基本的には座学の講義形式だが,ビデオ教材を供覧して意見を出し合うなどの双方向的学習も行う。一部、オンラインライブ形式で実施する。講義ではレポートを課し,次の講義の際,フィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握
DP3 医科学研究の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医科学)
   医療技術の専門家としての倫理観やコミュニケーション能力(授与学位:医療科学)

授業内容

項目内容担当者日時講義室
1臨床遺伝医学序論オリエンテーション・臨床遺伝に必要な基礎人類遺伝学高田 史男
5/14⑤A1号館5階ゼミ室3
2臨床遺伝医学概論(1)臨床遺伝に必要な基礎人類遺伝学高田 史男
5/15①A1号館5階ゼミ室3
3臨床遺伝医学概論(2)臨床遺伝に必要な人類遺伝学高田 史男
5/15②A1号館5階ゼミ室3
4臨床遺伝医学各論(1)遺伝医療・遺伝学的検査高田 史男
5/15③A1号館5階ゼミ室3
5臨床遺伝医学各論(2)遺伝医療・遺伝カウンセリング高田 史男
5/15④A1号館5階ゼミ室3
6臨床遺伝医学実践論(1)ケーススタディ1高田 史男
5/21①A1号館5階ゼミ室3
7臨床遺伝医学実践論(2)ケーススタディ1(続き)高田 史男
5/21②A1号館5階ゼミ室3
8臨床遺伝医学実践論(3)ケーススタディ2高田 史男
5/21③A1号館5階ゼミ室3
9臨床遺伝医学実践論(4)ケーススタディ2(続き)高田 史男
5/21④A1号館5階ゼミ室3
10遺伝医療政策学(1)遺伝医学の進歩と遺伝診療高田 史男
5/28①A1号館5階ゼミ室3
11遺伝医療政策学(2)技術革新と遺伝医療の実装高田 史男
5/28②A1号館5階ゼミ室3
12臨床遺伝医学特別講義(1)Dysmorphology黒澤 健司
オンラインライブ
13臨床遺伝医学特別講義(2)次世代シークエンサーと臨床診断黒澤 健司
オンラインライブ
14臨床遺伝医学特別講義(3)遺伝子・健康・社会福嶋 義光
オンラインライブ
15臨床遺伝医学特別講義(4)遺伝子・健康・社会福嶋 義光
オンラインライブ
No. 1
項目
臨床遺伝医学序論
内容
オリエンテーション・臨床遺伝に必要な基礎人類遺伝学
担当者
高田 史男
日時
5/14⑤
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 2
項目
臨床遺伝医学概論(1)
内容
臨床遺伝に必要な基礎人類遺伝学
担当者
高田 史男
日時
5/15①
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 3
項目
臨床遺伝医学概論(2)
内容
臨床遺伝に必要な人類遺伝学
担当者
高田 史男
日時
5/15②
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 4
項目
臨床遺伝医学各論(1)
内容
遺伝医療・遺伝学的検査
担当者
高田 史男
日時
5/15③
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 5
項目
臨床遺伝医学各論(2)
内容
遺伝医療・遺伝カウンセリング
担当者
高田 史男
日時
5/15④
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 6
項目
臨床遺伝医学実践論(1)
内容
ケーススタディ1
担当者
高田 史男
日時
5/21①
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 7
項目
臨床遺伝医学実践論(2)
内容
ケーススタディ1(続き)
担当者
高田 史男
日時
5/21②
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 8
項目
臨床遺伝医学実践論(3)
内容
ケーススタディ2
担当者
高田 史男
日時
5/21③
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 9
項目
臨床遺伝医学実践論(4)
内容
ケーススタディ2(続き)
担当者
高田 史男
日時
5/21④
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 10
項目
遺伝医療政策学(1)
内容
遺伝医学の進歩と遺伝診療
担当者
高田 史男
日時
5/28①
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 11
項目
遺伝医療政策学(2)
内容
技術革新と遺伝医療の実装
担当者
高田 史男
日時
5/28②
講義室
A1号館5階ゼミ室3
No. 12
項目
臨床遺伝医学特別講義(1)
内容
Dysmorphology
担当者
黒澤 健司
日時
講義室
オンラインライブ
No. 13
項目
臨床遺伝医学特別講義(2)
内容
次世代シークエンサーと臨床診断
担当者
黒澤 健司
日時
講義室
オンラインライブ
No. 14
項目
臨床遺伝医学特別講義(3)
内容
遺伝子・健康・社会
担当者
福嶋 義光
日時
講義室
オンラインライブ
No. 15
項目
臨床遺伝医学特別講義(4)
内容
遺伝子・健康・社会
担当者
福嶋 義光
日時
講義室
オンラインライブ

到達目標

臨床遺伝医学の基礎を幅広く理解できるようになる。

評価方法

授業への積極的な参加(60%)、レポート(40%)をもって評価する。
欠席は減点とする。

準備学習等(予習・復習)

予習:配付資料及び参考書を精読する。
復習:各回、指導された内容や気づいたことを整理し、理解を深めておくこと。
【授業外学習時間:60時間】

その他注意等

受講登録希望者は初回オリエンテーション時にスケジュール等について話すので、「絶対に必ず」第1回目の講義に出席する事、どうしても不可能な場合は、「『第1回の前日までに必ず』教官と連絡を取る事。
オンラインライブの授業形態では、ZOOMによるWebiner形式を使用し、受講方法は、受講者に個別にメール等で連絡する。
日時が未定のものは、確定次第、履修者に通知する。
第1回目は、博士課程と合同で実施する。
連絡先:idenigak@kitasato-u.ac.jp

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜プリント等資料を配布予定
参考書トンプソン&トンプソン 遺伝医学 第2版,東京,2017.福嶋義光監訳(株)メディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSi)
参考書コアカリ準拠 臨床遺伝学テキストノート,東京,2018.日本人類遺伝学会編集株式会社 診断と治療社
教科書
署名
適宜プリント等資料を配布予定
著者・編者
発行所
参考書
署名
トンプソン&トンプソン 遺伝医学 第2版,東京,2017.
著者・編者
福嶋義光監訳
発行所
(株)メディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSi)
参考書
署名
コアカリ準拠 臨床遺伝学テキストノート,東京,2018.
著者・編者
日本人類遺伝学会編集
発行所
株式会社 診断と治療社