英文名 | Clnical Interview for Psychological Practice I | |
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科目概要 | 医科学専攻(修士課程) 臨床心理学コース 2単位 講義 | |
履修期 | 前期(9月迄) | |
科目責任者 | 水島 栄 | |
担当者 | 水島 栄 | |
講義室 |
・心理面接場面における面接の進め方、面接者のとるべき態度、力動的心理療法、認知行動療法、集団精神療法における基礎的な知識を獲得すること。
・心理面接場面における、アセスメント方法や面接の進め方、ケース報告の仕方など、基礎的な知識や考え方を定義し、概説する。
・認知行動療法、集団精神療法についても基礎的な理論や方法について説明する。
・文献講読とグループディスカッションを中心とした講義である。
・教科書や参考文献を用いて、学生がテーマに沿って調べたことを報告し、それについて教員が説明を加える。
・ディスカッション時に生じた疑問点や意見に対し、その場でフィードバックするとともに、次講義の冒頭で毎回振り返りを行う。
◎ | DP1 専門領域の基本的な知識を持ち、その領域の研究動向を把握 |
◎ | DP4 研究チームの一員として自分の研究課題について研究を立案・遂行する能力 |
〇 | DP5 データに基づいた論理的な学術論文の作成 |
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 | 講義室 |
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1・2・3 | 心理療法を始める前に 初回面接1 初回面接2 | 初心者の期待と混乱と不安 情報の収集のしかた 初回面接での取り組み 【スライド:日本語】 | 水島 栄 | 4/23②③④ | A1号館5階ゼミ室2 |
4・5・6 | 査定・見立て・方針 査定・見立て・方針-2 特別な配慮が必要な対象者との面接 | 収集した情報から読み解く 現象の記述の仕方 子ども/危機的状況下のクライエントの場合 【スライド:日本語】 | 水島 栄 | 4/30②③④ | M1号館9階集談室2 |
7・8・9 | 治療セッションの進め方 記録のとり方 事例の報告 | 見立てと契約、セッションの進め方 記録保存の意義と書き方 情報のまとめ方と報告のしかた 【スライド:日本語】 | 水島 栄 | 5/7②③④ | A1号館5階ゼミ室2 |
10・11・12 | 終結について 認知行動療法の技法-1 認知行動療法の技法-2 | 終結について アセスメントとプロセス 認知行動療法のプロセス 【スライド:日本語】 | 水島 栄 | 5/14②③④ | A1号館5階ゼミ室2 |
13・14・15 | 集団精神療法の技法-1 集団精神療法の技法-2 関連する諸問題とまとめ | アセスメントとプロセス 集団療法のプロセスと効果 心理面接法総括 【スライド:日本語】 | 水島 栄 | 5/21②③④ | A1号館5階ゼミ室2 |
・初回面接で配慮すべきこと、心理学的な問題の把握、面接や検査時のインフォームドコンセント導入、ケースカンファレンスのレジュメおよび報告書の記述方法、他の専門家との連携、認知行動療法や集団精神療法の技法についての基本的な知識を獲得できるようになることを目標とする。
・講義中の質疑応答・討論内容(50%)と口頭発表(50%)によって総合的に評価する。
・単位認定には15回中11回(全講義の3分の1)以上の出席が一つの条件になる。
・各回の内容について、事前にテキストで予習し、講義の後に復習することが望ましい。
・内容によっては、事前に関連する文献を読む必要もある。
・準備学習(予習・復習)の時間は、各回4時間が必要と考えられる。
本講義は、臨床心理学コース在籍者のみ受講可能である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 100のワークで学ぶカウンセリングの見立てと方針 | 竹内健児著 | 創元社、2021. |
教科書 | なるほど!心理学面接法 | 三浦麻子監修、米山直樹、佐藤寛編著 | 北大路書房、2017. |
教科書 | 私説対象関係論的心理療法入門精神分析的アプローチのすすめ | 2017.松木邦裕著 | 金剛出版、2005. |
参考書 | 新訂 方法としての面接-臨床家のために | 土居健郎著 | 医学書院、1992. |
参考書 | 臨床心理学全書(10巻)臨床心理面接技法3 | 大塚義孝、岡堂哲雄、東山紘久、下山晴彦監修、亀口憲治編 | 誠信書房、2004 |